MBTIコーチ/起業家で、自分自身もENTPのケイスケと申します! 元・社会不適合者ですが、ENTPの特性をフルに活かして起業し、現在は会社経営。 MBTIをベースに、のべ1000名以上のコンサル・コーチングをしてきました!======!特集記事!======
MBTI・16タイプ性格診断に興味を持って、のように、ヘタに自分のタイプに関する情報を知ってしまうと… むしろ”人生を破壊する逆効果”になるという”不都合な真実”、知っていましたか? あなたがENTPであれば、特に。 >>MBTI・16タイプ性格診断の”不都合な真実”と、ENTPの人生を破壊した最悪の罠とは?
- 「自分のことをもっと知りたい!」
- 「これは当たってる、これは当たってない!」
こうした疑問を、当記事で解決します。
最近はADHDを公表する有名人が増えてきて、社会的にADHDへの理解も高まってきました。
そんななか、ENTPはADHDと似ている、という話題が出始めています。
そうなると、
ウワサは本当かな、と気になりますよね。
結論から言うと、
ENTPとADHDは、共通点がかなり多いのです。
一方で、多くのADHD専門家が、
ADHDは障害ではなく人の個性として捉え、個性を活かしていくことが大切、
と指摘しているのも事実。
そこで当記事では、
- ENTPがADHDとの共通点が多い理由・具体的な共通点
- ADHDとの共通点を踏まえた、ENTPの特性の活かし方
- MBTI診断とADHDとの関連性
を解説します。
その結果、
- ADHDとの比較によって、自分の特性を新たな角度から理解でき、
- 場面に応じた自分の活かし方がわかり、
- 無理のない、自然な自分を表現できるようになります。
- ENTPとADHD(注意欠如・多動性障害)の関連性
- ENTPとADHDの具体的な共通点とマイナスからの克服法
- ENTPだけがADHD(注意欠如・多動症)と共通点が多いのか?
- ENTPでADHDのレオナルド・ダ・ヴィンチの例
それでは順に解説します。
目次:クリックで開きます→
ENTPとADHD(注意欠如・多動性障害)の関連性
ENTPとADHDは、共通点が多いと言われています。
そこで本章では、以下の考察をしていきます。
- ENTPの特徴
- ADHDの特徴
- ENTPとADHDの共通点の概要
- ENTPとADHDの違い
ENTPの特徴
ENTPは、外向型(E)・直感型(N)・思考型(T)・知覚型(P)のタイプです。
また、主な性質は以下の通りです。
- 好奇心旺盛で創造力にあふれている
- 集中力は高いが、飽きっぽく一つのことが長続きしない
- 討論好き
- ルールや慣習が苦手
- 理屈に合わないことは、はっきりと主張するこだわりが強い
エネルギッシュで理路整然と会話できる能力が高い一方で、
ルールが苦手で自己主張が強いという特徴です。
ADHD(注意欠如・多動症)の特徴
ADHDは以下の3つの特徴がある神経の障害です。
※3つのすべてがあらわれるのではなく、いずれかが優位という症状。
- 注意力の欠如
- 多動性
- 衝動性
また、主な特徴は以下の通りです。
- 忘れものが多い
1日の多くの時間を探しものにあてる - 物忘れが多い(記憶力が弱い)
①今指示されたことを忘れる・しようとしていたことを忘れる
②最後まで完成できず、ほったらかしの物事が多い - ルールや慣習が守れない・協調性がない
自分の気持ちが優先になり、やりたくないことはやらない - 集中力の落差が激しすぎる
集中しすぎて寝食を忘れるが、興味がないとガン無視する - 遅刻が多い
①起きるのが苦手:前夜、スマホなどに熱中しすぎて起きれない
②起きるのは得意:出かける寸前まで他のことに集中してしまう
③探し物が多すぎる - 想像力の多さ→喋り出したら止まらない
興味がつぎつぎと移り、スイッチが入ると思いつくままに話し続ける - 衝動や感情が抑えられない
貧乏ゆすり・衝動買い・突発的な行動・正しさの主張
集中力と行動力が並外れているためエネルギッシュな反面、
電源オフになるとボンヤリ。
また、閃いた瞬間から想像が止まらず、
周囲から見ると”うわの空”ということも多い。
つまり、頭の中は楽しいことでいっぱいですが、
現実から逃避していると評価されて、社会的に困難なことも増えるんですね。
ENTPとADHD(注意欠如・多動症)の共通点【概要】
ENTPとADHDは、行動や考え方に共通点が多く見られます。
ENTPとADHDの共通点は、短所・長所から踏まえて以下の通りです。
短 所 | 長 所 |
目の前にことに集中できない・完成できない | 想像力の豊かさ |
興味がなければ無気力 | 興味のあるものごとへの集中力の高さ |
ルールが苦手 | 主体性の強さ・こだわりの強さ |
衝動的な行動・計画性のなさ | 発想力や行動力の高さ |
周囲への配慮の無さ・失言 | 独創性の高さ・正直さ |
ひとことで言うと、
集中力・発想力・独創性・行動力が高く、
意思が強くて自分の世界をしっかり持っている。
反面、周囲と強調できずに孤立することも多いということです。
ENTPとADHD(注意欠如・多動症)の違い
ADHDは、
もともと日常生活に困難なことがあるため、”障害”と名付けられた名称です。
しかし近年では障害ではなく一つの個性として捉えることが大切、
と専門家に言われています。
そこで、個性として捉えたときに、ENTPとADHDとの違いは以下の通りです。
ENTP | ADHD |
ルーチン作業が苦手 | ルーチン通りでないとできない |
臨機応変な対応が得意 | 自分で決めた型通りでないとできない |
自分に自信がある | 自分に自信がない |
反論への言い返しが得意 | 自説の主張を何度もくりかえす |
ENTP特性の中に、ADHDと重なる点がとても多いのは事実。
でも、こうした違いもあるんですね。
ENTPとADHDの具体的な共通点とマイナスからの克服法│7選
ENTPとADHDの具体的な共通点は以下の7点です。
- 興味がもてないと、やるべきことでも集中できない
- 思考の流れが優先されて、イロイロな失敗が起きる
- 言わなくていいことを言ってしまう
- 話の最中に割り込んでしまう
- 細部に注意を払う作業が苦手
- 遅刻
- 衝動的な行動
①興味がもてないと、やるべきことでも集中できない
ENTPは好き嫌いがはっきりしており、
やりたいからやるし、やりたくないからやらないという、
自己主張が強いためです。
学校の授業が面白くないため、ノートにマンガを書いて過ごすなど。
集団生活では困難に感じることですが、
見方をかえて、
集団から離れて個人として行動(仕事)をすれば、
嫌なことをしなくてすむため、無理がありません。
たとえば独立して起業するなどして、環境を変えてしまうこともおすすめ。
その特性を活かす環境づくりが大切。
②思考の流れが優先されて、イロイロな失敗が起きる
ENTPは刺激をきっかけとして次々と、
「ああしたら楽しいだろう」「こうしたら、どうなるだろう」
と、未来の可能性を想像し続け、目の前の事が疎かになるのです。
つまり、未来に生きているから現在が見えていないという状況です。
その結果たとえば、
- 忘れ物をする
- タスクが未完了で終わる
- 会話中うわの空で「人のはなし、聞いてる?」と注意される
しかし、
無限にあふれる創造力は新商品の開発など、社会で大きく役に立ちます。
とはいえ、
生活のうえで、自分が困らないように工夫すればストレスフリーでいられるため、
失敗を防ぐために、たとえば以下の方法をおすすめします。
- 忘れ物対策としては
・アラーム機能を使って思考を止め、現実に意識を戻す
・大事なものは迂闊に置かずに、手に持っておく - タスク管理としては
①アイデアを出し尽くすまですべてメモして、優先順位を決める
②現実化へと動く - 会話中の集中力としては
相手がいるときは、自分の思考に入らず話を聞く役割に徹する
こうして注意深く行動すれば、マイナス要因を減らせて長所が活かせます!
③言わなくていいことを言ってしまう
ENTPは物事を裏側から見ることが好きで、
周囲と反対の意見を言いたくなるためです。
その結果、アマノジャクとして周囲から敬遠されることも多くなります。
「でもそれって、裏を返したら〇〇だよね?ヤバくない?」
しかし、人と違う角度から物事を見るENTPは、独創的でかなり魅力的です。
さらに問題解決力も高く、組織にはかけがえのない人材。
議論や可能性を楽しみたくて言ってしまう気持ちはわかります。
でも相手が居てくれるから議論できることを認識して、
相手の感情や立場を考慮して意見することが大事ですね。
でないと、気付いたら周りにだれもいなくなっていた、ということに、、、
④話の最中に割り込んでしまう
ENTPは頭の回転が早いため、話の先が読めてしまうからです。
さらには、想像力が豊富なため、
「今を逃したら忘れてしまう!」と勝手にせき立てられるから。
相手が気分よく話しているのに、
「それって〇〇ってことでしょう?わかる!〇〇って言えばさ・・・」というように、
話の腰を折って、自分の会話に展開させる。
もちろん会議中に話題がそれてしまったために、
きゅうきょ割り込まなくてはならない場合もあります。
でも通常は、自分の話を聞いてほしければ、人の話もきちんと聞くことが大切。
もし聞くことが苦痛になったら、
相槌をうったり、オウム返しをしたりして、
積極的に会話に参加するのがおすすめです。
そうすれば、信頼関係が築けます。
⑤細部に注意を払う作業が苦手
外向きに興味がわいて、想像をどんどん広げていくのが得意なENTPにとって、
内向きな正確さが必要とされる作業が苦手なためです。
たとえばデータ入力や設計士など正確さが必要な仕事。
注意を正確さに向けると、途端に緊張してしまうため失敗も多くなりがち。
努力で器用さを得ることはなかなか難しいので、
出来る人に委ねて、自分は得意な分野に集中するのがベストです。
でないと、ストレスが溜まってENTPの長所が消えてしまいます。
⑥遅刻
ENTPは拘束されることが苦手なため、
時間の約束や定刻への抵抗が強く、遅刻しがちです。
せっかく早起きしても出発時間ギリギリまで気持ちが重く、
「まだいいや」「あと少し」と楽観的な思いも加勢して、
結局遅れてしまう。
とはいえ、だれしも遅刻の経験はありますが、
遅刻の報告をする際の気持ちの重さに比べれば、
なんとか遅刻しない努力をする価値はあります。
また、
「時間を守らなくては!」という拘束感から
「守るほうがあとでラク!」に変えると、心が軽くなりますよ。
⑦衝動的な行動
ENTPはアイデア豊富で、リスクより可能性への楽しみが優位なため、
思いついたら即行動したくなるのです。
思いつきをまずやって、行動しながら考えたい。
そして、もっと良いものが出てきたらシフトする、というのがENTPの思考。
しかし、突発的な行動で周囲に迷惑をかけることは避けましょう。
衝動的な行動には閃き・直感が根底にあるので、無下にする必要はありません。
むしろ、背後にビッグチャンンスが潜んでいるかもしれないので、
やりたい理由を伝えて理解を得る、という手順で進めるのがベター。
ENTPだけがADHD(注意欠如・多動症)との共通点が多いのか?
ここまでは、ENTPがADHDとの共通点が多いことを解説しました。
この章では、ENTP以外にもADHDとの共通点が多いタイプはあるのか?
について示します。
MBTIの分類からわかるADHDとの関連性を考察します。
ADHDとの共通点が多い理由:直感(N)・知覚(P)という特徴
ADHDの特徴とされる、注意力の欠如・多動・衝動は、
MBTI診断16種類のなかで、
直感(N)・知覚(P)の特性と重なります。
理由は以下の通りです。
- 直感(N)│創造的:
未来や抽象的なことを考えるのが大好きで、現実的な細部に注意が向けられない - 知覚(P)│計画は苦手で、たくさんの選択肢から自由に考えたい
上記2点は、ADHDの要素がまるごと当てはまっています。
【結論】NP型はADHDと共通点が多い:ENTP・INTP・ENFP・INFP
前章では、「NP型がADHDの要素に重なる」と解説しました。
具体的には、ENTP・INTP・ENFP・INFPタイプです。
では、どのような点が共通しているのかを、以下にまとめました。
- 深い思考にはまり、目の前のことが疎かになりミスをする
- ルールが苦手で避けたい
- 計画性に欠けて衝動的な行動になる
結果的に周囲の期待から外れてしまい、生きにくさを感じる。
でもENTPはエネルギッシュで人を巻き込む力も強いから、
自信を持って行動すれば、自分の特性を活かせます!
ENTPでADHDのレオナルド・ダ・ヴィンチの例
ENTPのレオナルド・ダ・ヴィンチは、大天才として知られていますが、
ADHDでもあったと言われています。
具体例は、以下の通りです。
- 集中力にかなりのムラがあった:
数日間、寝食を忘れて絵画に没頭した後、3~4日間まったく絵筆に触れなかった - 次から次へと新たな仕事に手を付ける:未完の作品がとても多い(完成は十数点)
例①:初めての仕事では、前金を受け取ったが完成させられなかった
例②:モナリザは16年かかっても未完成
→死ぬまで手元において加筆し続けた - こだわりの強さからパトロンの指示通りに描かず、大激怒された
- 幅広い分野への興味:膨大な量のメモ書きやスケッチ(6000以上)
⇩上記からわかること⇩
新たな可能性に向けて、次々とチャレンジする姿勢はENTPの個性です。
一方で、
- 気持ちの赴くままに手を付けては、未完のままで終わらせる
- 例えパトロンであっても反抗する
という点は、
ADHDの特性もプラスされて、ENTPの特性がさらに色濃く出ています。
絵画の手法で革命を起こし、飛行機や解剖学は現代にまでも影響を与えるほどの大天才。
どんなにやりっぱなしでも、彼の場合は、
突き抜けた集中力・継続力、頭の回転力、そして自信が成功の鍵でした。
まとめ:ENTPは独創性と集中と自信で突き抜けるが勝ち!
- 興味がもてないと、やるべきことでも集中できない
- 思考の流れが優先されて、イロイロな失敗が起きる
- 言わなくていいことを言ってしまう
- 話の最中に割り込んでしまう
- 手先が不器用
- 遅刻
- 衝動的な行動
創造力・集中力・革新性・自信・瞬間的な適応力。
さまざまな長所を持つENTPは、
好きにこだわって、
究極までアイデアを出しきって絞り、
自信を持ってゴールを突き抜けるのが勝ち!